オンラインアシスタントを比較してみました!

FirmBee / Pixabay

最近はリモートワークも増えてきたことで社長や役員クラスの方の秘書もオンラインで、ということが増えてきました。

またそのようなサービスが増えたのも事実です。今回は多数あるオンラインアシスタントサービスをまとめてみることにしました。

オンラインアシスタントとは?どういうサービス?

日本ではまだ馴染みの薄い「オンラインアシスタント」という言葉ですが、その意味はわかりやすくいうと「インターネットを通じた秘書(アシスタント)業務」です。実際に出社をしてもらうことなく、オンラインで業務を進めていくというサービス形態となります。
欧米では20年ほど前からVirtual Assistant(バーチャル・アシスタント)という名前のサービスとして広がり、定着しています。

ただ、日本においては新しい概念であるため、オンラインアシスタントとして含まれる業務にも一定の幅があります。中には秘書業務というよりも雑務といったほうが適しているような業務内容のものも見受けられます。

オンラインアシスタントには、物理的な接触がないというその性質上、幾つかのメリットとデメリットがあります。求める業務の内容によっては、適しているものとそうではないものとがあるため、依頼をしようとする際には注意が必要となるでしょう。

秘書を雇う事との違い

オンラインアシスタントに依頼するのは、実際に対面での秘書を雇うのと何が違うのでしょうか。重要なのは、秘書を雇うよりもオンラインアシスタントを雇ったほうがいい場合とはどういうときなのかを理解することです。

そもそも秘書というのは、組織や上司の事務・書面業務を請け負う職務です。
代表的な業務としては、上司のスケジュール管理、アポイントメントの取得、書類の整理・ファイリング、調査事項のリストアップ、会食場所の予約、車の手配、ホームページやSNSの更新といったものが挙げられます。

他方でオンラインアシスタントというのは、業務内容自体は秘書と大差ないものの、対面で行わなければならないような性質の業務(接遇業務)は対象外となります。
たとえば来客への対応、お茶出し、上司の移動先への付き添いといった業務はオンラインではできませんし、物理的な書面の整理も行えません。その反面、契約次第では時と場所を選ばずに業務が遂行でき、特にデータ面での整理やWeb系のサポート(文書業務・情報業務)に強みがあります。

オンラインアシスタントのメリット・デメリット

オンラインアシスタントには業務の形態・性質上、メリットとデメリットがあります。以下、主なものについてみていきましょう。

メリット

まず、秘書を雇うのに比べて料金が安いことが多い、という点が挙げられます。従業員として秘書を雇用すると、実際には業務が発生していない時でも拘束時間となるため、賃金を支払う必要が出てきます。
それに対してオンラインアシスタントであれば、必要な時間に応じてプランが設定されており、しかも採用や設備のコストが掛からないので料金も低く抑えられるというわけです。

次に、オンラインでの業務に絞ってのマルチタスクが可能なため、従業員において業務の兼任が生じず、結果として人手不足を解消できるという点が挙げられます。新規の案件を受注したい時に、限られた従業員が複数の業務を兼任している場合、なかなか素早く動けないことがあります。その点、オンラインアシスタントは書面業務や雑務を一手に引き受けられるので、従業員が本来行うべき業務に専念できるのです。

デメリット

まず、対面でのやり取りにならない分、意思疎通に慣れが必要となる、という点が挙げられます。特に要望が曖昧なままアシスタント業務を依頼しようとすると、相手も何をサポートすれば良いのかがわかりません。
もちろん、良質のオンラインアシスタントであれば、相当程度まで依頼者の求めるものを汲み取ってくれますが、基本は依頼者がきちんと業務内容を指示する必要があります。

次に、業務内容によってはオンラインアシスタントという形態に馴染まない、という点が挙げられます。たとえば資料整理を依頼する場合、電子データとして一元化されていれば問題ありませんが、紙の書類と電子データとが混在しているというような状況であれば、オンラインアシスタントよりも秘書などに任せたほうが適しているといえます。

このようにオンラインアシスタントにはメリットとデメリットがあるので、上手く使いこなすことが大事です。

オンラインアシスタント業界の一般的な価格

オンラインアシスタントは料金が安い、というメリットがあると述べましたが、具体的にどの程度の費用が掛かるのでしょうか。業界の一般的な価格設定について整理してみました。

依頼する会社によっても異なりますが、基本は「稼働時間/月」でプランが組まれているところが多いです。
一例としては、1カ月あたり30時間まで依頼可能で、3カ月契約・6カ月契約・12カ月契約のプランが用意されている、といった具合です。
そして、何ヶ月契約なのか、1カ月あたりの依頼可能時間を何時間に設定するか、という要素に応じて価格が上下します。業務内容の難易度によって価格が変化するという料金体系を採用している会社は多くありません。

あくまでも標準的な価格としては、1カ月あたり20~30時間程度のライトなプランでは、月額5万円~10万円というのが目安です。ただ、中にはチケット制やコール数で料金が設定されている会社もありますので、ニーズに合ったサービスを選ぶといいでしょう。

オンラインアシスタント会社をまとめました!

 CasterBiz

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https://cast-er.com/

秘書・人事・経理・Web運用を主要な業務としており、月に稼働できる時間は原則として30時間に設定されています。
アシスタントとなるのはキャスターで雇用しているかリモートで働く女性社員であり、人材が厳選されているのが特徴です。

料金プランはライト(Lite)・レギュラー(Regular)・プレミアム(Premium)の3種類であり、長期の契約になればなるほど月額あたりの料金が安くなります。また、月に30時間以上稼働させたい場合にはフルカスタマイズ(Full Customize)プランも用意されています。
1カ月限定のトライアルプランもあり、料金は12万円となっています。

ビズアシスタント オンライン【クラウドワークス】

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https://crowdworks.jp/

クラウドソーシングサービス大手のクラウドワークスが実施しているオンラインアシスタントサービスであり、人材が多いために幅広い業務に対応できるのが特徴です。
アシスタントとなるのはクラウドワークスで高評価を得ており、事務局の面接を通過した者で、担当者を交えて行う三者面談を経てからの契約となります。

料金プランはライト(1カ月)・レギュラー(3カ月)・シルバー(6カ月)・ゴールド(12カ月)の4種類であり、それぞれ稼働時間が30時間・60時間・90時間の中から選べます。また、カスタムプランとして相応しいプランの提案や見積もりを行ってくれるサービスもあります。

フジ子さん

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http://fujiko-san.com/

元々インドネシアでオンラインアシスタントサービスが事業化された会社であり、日本でサービスを開始したのが2017年3月と、比較的新しいところです。
主な業務としては経理・秘書/総務・人事・Webサイト運用であり、それぞれ一定の経歴を有する専門性の高いスタッフがチームで対応するとされています。

料金プランに特徴があり、まずは2週間の無料トライアル、そして本サービスという流れとなります。本サービスはPLAN20(月20時間)・PLAN30(月30時間)・PLAN50(月50時間)となっており、1カ月単位での契約で、リーズナブルさがポイントです。

DESK YOU

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http://deskyou.jp/

主要業務としては秘書・Web製作/デザイン・総務・経理であり、サービス事業者がWeb会社であるため、Web関連のサポートに強みがあります。
専任アシスタントがつくことでクライアントの個性に沿った業務を行い、また業務の一元管理も実現されます。

料金プランとしては、5時間の無料トライアルの他、月20時間・月30時間・月50時間のものがあり、この時間を超えた場合1時間につき2800円となっています。
いずれも専任アシスタントとサポートスタッフによって業務が行われる形となっており、電話やチャットツールでの依頼や報告、ミーティングが可能です。

ChatWork アシスタント

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http://lp.chatwork.com/ja/assistant/

業務用のチャットツールであるチャットワークが提供しているオンラインアシスタントサービスです。
アシスタントとして在籍するのは100倍を超える倍率の審査を通過した者だけであり、チャットワークが行っているだけあってチャットによるスピーディーな対応がセールスポイントとなっています。
業務内容も幅広く、カスタマーサポートやクラウドツールの導入にも対応しています。

料金プランとしては、ライト(月30時間)・レギュラー(月60時間)・カスタマイズ(月61時間以上)となっており、契約は3カ月から可能となっています。一括払いにより5%オフとなるサービスもあります。

Genny(ジェニー)

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https://genny.jp/

オンライン秘書サービスを謳うジェニーでは、最大の特徴として、契約期間中にどれだけ依頼をしようとも価格が変わらないという点が挙げられます。
10種類の業務内容(メール確認/返信代行・スケジュール管理・ドライバー手配/運行管理・アポイント調整・調査/報告・ビジネスランチ/会食予約・出張手配・契約書作成補助・名刺管理・経費精算補助)を対象としています。

料金プランとしては、対象メニューが5つに限定されている10日間のトライアルプラン、メニュー制限のない本サービスとしてStandardプラン(2カ月)・12monthsプラン(12カ月)・18monthsプラン(18カ月)が用意されています。

Help You!(ヘルプユー)

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help-you.me

主要業務としては10種類(秘書/総務・経理/財務・採用/人事・企画/マーケティング・営業・メディア運用・ECサイト運用・SNS運用・広告運用・クリエイティブ)であり、最短3日で導入できます。
アシスタントスタッフの採用率は1%であり、年代や性別としては30代女性が多く、また世界各国に在籍しているという特徴があります。

料金プランとしては、エコノミー(3カ月)・ビジネス(6カ月)・ファースト(12カ月)に分かれており、1カ月あたりの稼働時間はアシスタントプラン(30時間)とクリエイティブプラン(20時間)とがあります。

towing women(トーイングウーマン)

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https://towing-women.com/

社会人としての経歴を10年以上有するキャリア女性のみがアシスタントとして在籍しているのが、トーイングウーマンです。
主要な業務は一般事務・資料作成・データクレンジング・名刺のデータ化・契約書作成補助・各種リサーチ・秘書業務・経理事務と、それなりに幅広く取り扱っています。

料金プランとしては、初回に限り1週間(実働3時間)の無料トライアルがある他、small (月20時間)・medium(月40時間)・large(月80時間)・full(月160時間)が用意されています。
稼働時間が長いプランも用意されているのが特徴的です。

CLARY(クラリー)

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http://yourclary.com/

クラリーの特徴は四カ国語(日本語・英語・中国語・ドイツ語)に対応しているという点です。
主要な業務は翻訳全般・リサーチ全般・現地言語による電話代行・リスト作成・現地言語での問い合わせ・メディア投稿代行・データ入力代行・Skypeを用いた3者間同時通訳であり、多言語に対応した業務に強みがあります。

料金プランも他社とは異なっており、チケット制を採用してあります。
プラン自体はベーシック(チケット5枚)・デラックス(10枚)・エンタープライズ(20枚)の3つがあり、業務の難易度や工数に応じてノーマルタスクとビジネスタスクに分かれます。チケット消費はノーマルタスクで1枚、ビジネスタスクでは3枚となります。

セクレタリーママスクエア

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http://mamasquare.biz/

セクレタリーママスクエアは2017年5月から開始された、もっぱら電話代行を主とするサービスであり、秘書代行はどちらかというと付随的なサービスといえます。
業務内容としては電話対応・伝言・報告・問い合わせ対応であり、電話による応対に特化したサービスが強みです。

料金プランは業務の性質上、コール数に応じた月額基本料金となります。
シンプル(40コール)・ベーシック(100コール)・プレミアム(400コール)に分かれており、電話対応業務に限られるためリーズナブルな価格で利用可能です。

オンラインアシスタントのポイント別比較

3つのポイントからこれらのサービスを比べてみました。

最安値

サービス内容や料金体系が様々なので一概にはどこが最安値とも決め難いところがあります。
ただ、オンラインアシスタント「フジ子さん」が一ヶ月あたり30時間で月額49,800円であり、このプランが同程度の稼働時間で比較すると最安値と考えられます。
また、トライアルが無料だったり安価だったりする会社もあるので、お試しとして依頼してみるのもいいでしょう。

対応範囲の広いところ

「ビズアシスタントオンライン」や「Help You!」、「Genny」 、「towing women」あたりが取り扱い業務の範囲が広い会社といえそうですが、実際には電話対応業務に特化した「セクレタリーママスクエア」を除き、多くの会社が多様な業務に対応しています。

大手

マザーズ上場企業であるクラウドワークスを母体とする「ビズアシスタントオンライン」や、業務用チャットツールとして幅広く用いられている「ChatWork アシスタント」がオンラインアシスタントサービスの中では大手といえるでしょう。
ただ、大手は大手なりの、中小は中小なりのサービス対応がありますので、必要に応じて利用するのが適切です。

まとめ:オンラインアシスタントは安心感のある会社を選ぶのが吉

このように、オンラインアシスタントサービスを提供する会社にも様々な種類と特徴があるので、自分が何を必要としているのかということを考えた上で、もっとも相応しいところを選ぶのが賢い方法といえるでしょう。